40代の髪と頭皮は、水分保持力や皮脂バランスがゆらぎやすく、
乾燥・うねり・パサつき・白髪・ボリューム不足 など、複数の悩みが同時に訪れやすい時期です。
こうした変化は、毎日のケアや選ぶ成分によって扱いやすさが変わることがあります。
この記事では、一般的に知られている成分の特徴をもとに、
40代の髪に取り入れやすい主要成分 をわかりやすくまとめています。
※本ページは一般的なケア情報であり、医学的な効果を保証するものではありません。
※本ページはプロモーションを含みます。
40代の髪で起こりやすい変化
40代になると、頭皮の水分保持力や皮脂バランスが変化し、次のようなエイジング髪の特徴が現れやすくなります。
① 乾燥・パサつきが増える
40代の髪は、
- 水分保持力の低下
- キューティクルのダメージ蓄積
によって、水分が抜けやすくなり、パサつきや広がりが起こりやすくなります。
特に、毛先が乾きやすい・まとまりにくい・表面がザラつく
などを感じやすくなります。
➡ 乾燥・パサつきが気になる方は、こちらで“選び方の基準”をまとめています。
② うねり・まとまりにくさが出る
年齢を重ねると、髪内部の構造バランス（たんぱく質・水分・脂質など）が変化しやすく、
その影響でうねり・広がり・扱いにくさを感じる方が増えます。
湿度の影響を受けやすくなり、
「朝まとまっても昼には広がる」
といった悩みが出やすいのも特徴です。
③ 白髪の増加と質感変化
白髪は、黒髪とは性質が異なり、
- 硬い
- 太く浮きやすい
- 柔らかさが出にくい
などの特徴があります。
また、白髪が増える背景には、
加齢・生活習慣・頭皮環境の変化
など複数の要因が関わるといわれています。
➡ 白髪が増える“背景と生活習慣”はこちらで詳しく解説しています。
④ ボリューム不足・ハリコシ低下
40代は、
- 根元の立ち上がりが弱くなる
- 髪の弾力を担う成分が変化する
ことで、全体がペタっと見えやすくなります。
分け目が気になる・トップがつぶれやすい・セットしても持続しない
といった悩みが増えるのもこの時期です。
40代のエイジング髪に役立つ主要成分
ここでは、40代の髪悩みに合わせて取り入れやすい成分をまとめています。
◆【保湿成分】乾燥・パサつきに
40代髪は水分保持力が下がるため、まずは“保湿”が基本。
● グリセリン
・広く使われる保湿成分
・水分を抱え込み、乾燥対策に使われることがある
● BG（ブチレングリコール）
・保湿・溶剤として配合される
・軽めの仕上がりにしたい処方に使われやすい
● ヒアルロン酸Na
・水分保持力がある多糖類
・しっとり系トリートメントで使われやすい
➡ 保湿成分を使った40代向けシャンプーはこちら。
◆【毛髪補修成分】傷み・うねりが気になる人に
ダメージ・うねりが気になるなら内側補修を意識。
● 加水分解ケラチン
・タンパク質を細かくした補修成分
・ダメージ部分にアプローチする処方に使われることがある
● 加水分解シルク
・ツヤを与える目的で使われることが多い
・軽めのサラッとした仕上がり
● CMC（細胞間脂質）
・脂質＋タンパク質の組成を参考にした処方
・ゴワつく髪の柔らかさをサポート
◆【エモリエント成分】しっとり・まとまりに
髪の表面を整えて、手触り・まとまりをサポート。
● アルガンオイル
・軽い感触の植物油
・パサつきを抑えた仕上がりに
● ホホバオイル
・皮脂に近いワックスエステル
・なじみやすく、幅広い髪質に使いやすい
● 椿油（カメリア油）
・日本で古く使われる植物油
・しっとり厚みのある仕上がりに
● シアバター
・しっとり系処方に多用
・乾燥しやすい毛先のケアに
◆【頭皮ケア成分】頭皮の乾燥・ゆらぎに
40代は頭皮もゆらぎやすいため、保湿とコンディショニングが鍵。
● アミノ酸（セリン・アラニンなど）
・頭皮の保湿目的で配合されることがある
● 植物エキス（カミツレ花・ローズマリー葉など）
・頭皮を整える目的で使われる成分
◆【ハリコシ成分】ボリューム不足に
根元がつぶれやすい髪にハリ感をプラス。
● ポリクオタニウム-51（高分子成分）
・コーティングしてハリ・ボリューム感をサポート
● 加水分解ケラチン（羽毛ケラチン）
・ふんわり質感の処方に使われやすい
髪質・悩み別｜選びたい成分のポイント
40代は髪質の変化が大きいため、悩みに合わせて成分を選ぶと仕上がりが整いやすくなります。
① 白髪が気になる人
- ヘマチン（白髪染め後の髪のケア用途に使われることがある）
- 頭皮の保湿成分（アミノ酸・植物エキス）
➡ 白髪をやさしくカバーしたい方へ。カラートリートメントの比較記事はこちら。
② うねり・広がりが気になる人
- CMC成分
- 毛髪補修（ケラチン・PPT）
- 保湿成分（ヒアルロン酸・グリセリン）
③ パサつき・ツヤ不足の人
- オイル成分（アルガン・ホホバ・椿）
- 加水分解シルク
④ ボリューム不足の人
- 加水分解ケラチン
- ハリコシ成分（ポリクオタニウム類）
成分表の見方
- 成分は配合量順に記載される
- 注目したい成分を 数個に絞る と選びやすい
- シャンプーは洗浄成分（アミノ酸系・ベタイン系）をチェック
成分を選ぶときの注意点
・髪質や頭皮の状態によって、合う・合わないがあります。
まずは少量から試すのがおすすめです。
・成分が入っていても、感じ方や仕上がりには個人差があります。
処方（配合バランス）によって使い心地は変わります。
・化粧品の成分は、特定の効果を保証するものではありません。
“自分に合うか” を基準に選ぶことが大切です。
まとめ｜40代は“成分選び”で扱いやすさが変わる
40代は髪と頭皮の変化が大きくなる時期。
保湿・補修・オイル・ハリコシ成分を組み合わせることで、扱いやすい髪を目指しやすくなります。
自分の髪質に合う成分を知って、毎日のケア選びに役立ててください。
