カラートリートメントの成分比較|HC染料・塩基性染料の違いと40代が選ぶポイント

40代向けにカラートリートメントの成分を比較するイメージ。HC染料と塩基性染料の違いを解説 ヘアケア(成分)

カラートリートメントは、
自宅で白髪を整えながらケアできる方法として、
40代の女性に選ばれることが増えています。

一方で、同じカラートリートメントでも、
色の入り方や仕上がりの印象に違いを感じることがあります。

その違いは、
使い方や頻度だけでなく、
配合されている染料成分の種類
関係している場合があります。

この記事では、
カラートリートメントに使われる代表的な染料である
HC染料塩基性染料 の違いを、
40代の髪を前提に、
成分の考え方からやさしく整理します。

※本記事は一般的なヘアケア情報です。
※本ページはプロモーションを含む場合があります。

カラートリートメントで「染まり方」に差が出る理由

市販の白髪染めとカラートリートメントの染まり方の違いのポイントのイメージ画像

カラートリートメントは、
市販の白髪染めに多く使われている 酸化染料 とは、
色のつき方の仕組みが異なります。

■市販の白髪染め(酸化染料)の仕組み
一般的な市販の白髪染めは、
1剤・2剤を混ぜて使うタイプが多く、
髪の内部で化学反応を起こして発色させます。

この方法は、
しっかり色が入り、色持ちが比較的よい
といった特徴がある一方で、
繰り返すことで
髪や頭皮に負担を感じやすくなる
場合もあります。

➡ 白髪染め後のゴワつきが気になる方は、
原因とケアの考え方はこちらで整理しています。

■カラートリートメントは「色を重ねる」ケア

一方、カラートリートメントは、
髪の内部で強い化学反応を起こすのではなく、
髪の表面やダメージ部分、キューティクルのすき間に
染料を吸着させて色味を整える

設計が中心です。

そのため、
使われている染料の種類
今の髪の状態との相性 によって、
染まり方・色持ち・手触り
差が出やすくなります。

カラートリートメントに使われる主な染料成分の種類

HC染料と塩基性染料の特徴を説明するイメージ画像

カラートリートメントに使われる染料は、
主に次の2タイプです。

・HC染料
・塩基性染料

■HC染料とは?|比較的入りやすく、色変化を感じやすい

HC染料は、分子が比較的小さく、
髪の表面〜浅い部分に入りやすい染料です。

使用初期から色味を感じやすく、
全体の色をほんのり整える設計が多い一方で、
洗髪とともに色が落ちやすい傾向があります。

そのため、次のような方に向いているケースがあります。

・白髪がまだ少なめ
・全体の色味を軽く整えたい
・初めてカラートリートメントを使う

■塩基性染料とは?|定着しやすく、色持ちを重視したい方向け

塩基性染料は、プラスの電荷を持ち、
マイナスに傾いた髪のダメージ部分に
吸着しやすい性質を持つ染料です。

比較的色持ちがよく、
ダメージ部分に定着しやすいため、
継続して使うことで
色が安定しやすい
といった傾向があります。

そのため、次のような方に向いています。

・白髪が目立ち始めている
・色落ちの早さが気になる
・定期的にケアを続けられる

40代以降の髪に向いた設計として、
カラートリートメントによく使われる染料です。

なぜ40代になると「染まりにくさ」を感じやすいの?

同じカラートリートメントでも、
40代になると
「若い頃より染まりにくい」
「ムラが出やすい」
と感じる方が増えます。

■40代の髪で起きやすい変化

40代の髪では、次のような変化が重なりやすくなります。

・キューティクルの密度が低下しやすい
・白髪染めやカラー履歴によるダメージの蓄積
・髪内部の水分・脂質バランスの変化

こうした変化によって、
染料が均一に定着しにくくなることがあります。

そのため40代のカラートリートメント選びでは、
今の髪の状態に合った染料かどうか
という視点が大切になります。

HC染料と塩基性染料、どちらを選ぶ?

「どちらを選べばいいの?」と迷ったときは、
今の髪の状態や、重視したいポイントをもとに考えてみると、
選びやすくなります。

➡40代の髪に使いやすいカラートリートメントを
タイプ別に比較した記事はこちらです。

■染まり方で選ぶ場合

・すぐに色の変化を感じたい
→ HC染料が多く使われているタイプ

・色持ちを優先したい
→ 塩基性染料を中心にしたタイプ

■髪の状態で選ぶ場合

・乾燥やダメージが気になる
塩基性染料を含む処方が向いている場合が多い

・軽さや自然な仕上がりを重視したい
HC染料中心の設計が合うこともある

※実際の仕上がりは、染料だけでなく配合全体の設計によって変わります。

染料だけじゃない|仕上がりを左右する補修・保湿成分

補修・保湿成分を説明するイメージ画像

カラートリートメントの仕上がりは、
染料成分だけで決まるわけではありません。

多くの製品では、
ケラチン・CMC類似成分・PPT・
保湿成分(グリセリン、セラミドなど)

といった補修・保湿成分が
組み合わされています。

そのため、同じ染料タイプであっても、
補修成分の配合バランスによって、
しっとり感・なめらかさ・
ゴワつきにくさ
など、
仕上がりの印象が変わります。

カラートリートメントを選ぶ際は、
染料だけでなく、
成分全体を見ることが大切です。

➡ カラートリートメントに含まれる
ケラチン・CMC・PPTなどの補修成分については、
こちらの記事で詳しく整理しています。

まとめ

40代の髪は、

「一番染まるもの」を探すよりも、
今の髪の状態に合った設計を選ぶことが満足度につながりやすくなります。

染料成分の特徴を知っておくことで、

・なぜ合わなかったのか
・次は何を基準に選べばいいのか

が整理しやすくなります。

成分を理解することは、
カラートリートメント選びを“感覚”から“判断”に変える第一歩です。

➡白髪染めシャンプーのおすすめが気になる方はこちら

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